2022年03月

㉗【中小企業東京大学校:養成課程・終講式】~中小企業診断士資格取得の道程~

本日いよいよ終講式
最終日
みんなは
何を思いますか

まずは家族に感謝。
次に半年間お世話をしてくれた寮母さんたち、毎日健康を考えてくれた料理を提供してくれた食堂の方々、心身両面からサポートをしてくれた事務局の皆さん、素晴らしい技術を提供してくれた講師の方々に感謝。
そして、なにより乗り越えられたのは48名の仲間がいたからだと思います。感謝しかない(^^♪
無題

また逢おう!

今日は、ただ思うことをツラツラと書こうと思います。個人的な思い出日記ですので、スルーしてくださいね(●´ω`●)読むのめんどいだけだし。笑。自分の10年を振り返ります。

あなたの
中小企業診断士を目指した
きっかけは
なんでしょうか

思えば本当に私が中小企業診断士になる日が来るとは10年前は考えてもいませんでした。
10年前はなんというか、自己肯定感の低い、ただブラック企業で働いて、40歳、50歳過ぎた頃も店長で深夜のラインに入っている漠然とした恐怖のイメージだけがあり、何の行動にも移せてなかった自分がいます。

10年前30歳のころ、大切な人たちを失って、本当に大切なことはなんなのか?
自分自身に深く深く問いかけたことを覚えています。高校、大学と適当に過ごして適当に就職してきつい思いして、大切な人たちのありがたさに気づかないバカな自分に気づきました。
とうやったら人生って変わるのか?自分なりに考えた答えは「勉強」でした。勉強だけは平等に努力できると思ったから。

とはいえまともな勉強は中学校以来してなかったから、まずは「勉強の仕方の本」を10冊くらい読んだことを覚えています。30歳からの勉強って効率的にしないと残された時間も少ないし、全然追いつけないと思ったことがスタートでした。

どういう勉強をすればいいのか?この考える時間に1~2ケ月費やしたと思います。
時間は皆に平等だけど、歳を重ねるほど限られてくる。

それで考えたのは「自分の仕事の延長線上にある知識」でした。そこで前職では食品製造部門があったので、受験資格に制限のある、その時しか取得できない「調理師」と「第1種衛生管理者」を取得しました。今は証明する会社が実質倒産しているため、最初にこの資格を勉強していてよかったと思います。

一番最初にチャレンジした資格については勉強を習慣化するために高いお金を払って教材を買ったことを覚えています。最初って絶対肝心だと思ったから。最初の資格を必ず1発で通ることが、その後のモチベーションアップにつながると思っていたので慎重に慎重に勉強したことを覚えています。
最初の資格である「第1種衛生管理者」の合格証が来たときは本当に嬉しかった。
この瞬間から少しづつ前を向いて歩け出した気がします。調理師も連続で取得できました。

次はどうしよう?って少し調子に乗り出します。笑。
「自分の仕事の延長線上にある知識」をやはり意識しました。時間がない。だから小売業だったし「販売士」にチャレンジすることにしました。販売士2級は本当におもしろくて、すっと合格しました。売場好きなんです。そこに色んな事実があるって経験上知ってたから。

それで調子に乗って「販売士1級」にチャレンジ。でもあえなく敗退。初めての敗北やったぁ。それで考えたけど、どうも販売士2級ってあんなに面白かったのに、1級て経営者側の視点であまり頭に入ってこなかったことを覚えています。言い訳。笑。

このころ親友から「商工会の経営指導員」ってやりがいありそうだよ。っていう話を聞いて興味を持ちだしました。両親も自営業だったし、今のスキルを役立てそうだな、って思いました。
それで受験資格を満たしていたのでチャレンジ。でも敗退。2連敗!。スランプの時期。少し心折れそうになったなぁ。涙。

でも前の自分だったら諦めてたけど、この時は「何が足りないのか?」って試験が終わった後にどんな問題がでたかを全部思い出して筆記したことを覚えています。人生はなかなか変わらないしね。

そこで初めて「自分の仕事の延長線上にない知識」である「簿記2級」を勉強しました。
これは本当にきつかった。仕訳の右とか左とかチンプンカンプン。今までの勉強とは使う脳の場所が違うというか。そもそも問題が「電卓を早く打てない」。課題山積。だから電卓買って、左手でブラインドタッチの練習を毎日毎日イライラしながら練習しました。
あとは財務諸表の簡単に説明しているシリーズの本を読みまくりました。この時の勉強の「財務会計」って全ての基礎になったので、あとから「自分の仕事の延長線上にある知識」だったことに気づきす。
結果はぎりぎり合格!しかもその時の合格率確か10%台じゃなかったかな?難しすぎたけど、諦めずに食らいついて部分点を取ってたみたいです。
話脱線するけど商工会や会議所の経営指導員は財務会計に弱い傾向がある、って事務局の方が言ってたけど、そうでもないかもよ。なぜなら経営指導の時、分析は全部電卓でするから。数値ポンじゃなか。笑。

この頃が勉強を開始して5年経った頃でした。
大切なものを大切にするために前職を辞めることを決意。
決断したら早かったことを覚えています。
このころ実は起業しようと思ってました。飲食業。この時この判断で行っていたらどうなってたんだろう?このコロナ時代に。人生って不思議です。本当に人生って紙一重だな。

それから商工会にもう1回受験を決意。昨年どんな問題が出たかを分析して関係ありそうな時事問題とか販売士、簿記の知識も付けたから再チャレンジ。試験終わった時にかなりの手ごたえを感じました。これで落ちたら縁がなかったと諦めよう。
結果は合格。この時の合格はどんな資格試験に合格するよりも嬉しかった。俺みたいな人間が公務員系の商工会に入会することが当時では考えられなかったから。両親に向かって天を仰いだことを覚えています。なんか人生が変わってきた実感がしてきたことを覚えています。すぐに両親の墓に報告に行ったなぁ。

勉強を開始して6年目。商工会に入って1年目は正直仕事覚えることに必死で何もできなかった。相棒のラオウ先輩に毎日ぼこぼこにされてたなぁ。個人的に思うけど現場最強と思う指導員。最初は「お前は指導され員だな」なんて言われて。笑。でも今となればラオウ先輩で良かった。徹底的に基礎を叩き込まれたから。感謝。4年目にはラオウ先輩も私の支援能力については認めてくれて嬉しかったことを覚えています。

7年目。少し余裕が出てきたから「金融」を勉強しようと思いました。「ファイナンシャルプランナー2級」。教材を取ることで3級を受けなくて良かった。結果は、これは凄かった。点数は8割5分くらい。9割近くの点数で合格。なんか乗ってきた感じがした。

8年目。実は中小企業診断士を勉強するかどうか迷った。ファイナンシャルプランナー1級を受けて次ステップアップするか、週末2年間大学に通って税理士の道を目指すか、中小企業診断士を目指すか。税理士も中小企業診断士も今までの資格難易度と比較すると全然違うことくらい私でもわかる。

それで「自分の仕事の延長線上にある知識」をまた考えた。税理士も中小企業診断士も延長線上にある。自分なりに深く考えてみた。ここからは完全に主観です。

税理士は税法の中で「答えのある技術」、これは行政書士も司法書士も弁護士もそう、法律や判例の中で答えを導いていく仕事。でも中小企業診断士は「答えのない技術」であると思った。
当時難関資格のこといろいろ調べたけど、「中小企業診断士は独占業務がない」が良く書かれている。周囲の友達はあまり取得しても意味がないという人もいた。

で、私なりの答え。独占業務は法に縛られていて答えがあるから、そんなのいずれからAIが代わりにスマホ1つで解決できるかも(極端にいえば)、でも中小企業診断士は「答えのない現象に対して答えを見つけていく、つまり答えは無限でAIでは真似しづらい」ってこの時思った。
「独占業務のない中小企業診断士を取得するメリット」の私の答えは「答えがないことに答えを見つけるロボットには真似できないクリエイティブな資格」だからじゃないだろうか。
皆さんはどう思いますか?

長くなったけど、時間も限られているし資格の本色々読んで調べて、結果的に「中小企業診断士」を目指すことにしたんです。これから1次試験と養成校までの道程はブログのとおりです(●´ω`●)

長かった。でも10年って人が変わるには大切な期間だった。良くなる人もいれば悪くなる人もいるし、その時の判断が正しいとか分からないし、何をもって成功で失敗かはあまり意味はなくて、でももう後悔はしたくないから、と思い続けた10年でした。

だから価値は自分自信が決めて、無限の選択の中から自分自信が決めて、自分自信を信じ抜いて、嬉しくても辛くても自分自信に責任が持って生きる人間になる、答えは自分自信の中にしかなくて、自分自身を救ってくれる神様も自分自信の中にしかいないのかもしれない。

なんつって、もはや宗教。笑。
なんか色々あった10年。今は大好きな空を自然に仰げて、青色を感じれる人間になったなぁ~、ってここの校門を出ながら感じてます。
無題
桜綺麗!

養成課程本当にありがとうございました!これから行く皆も必ずいい経験が待ってる。仲間を信じて最後まで頑張ってください。応援してます!



~★セバスチャンネルⅢ★~

次は何を目標にしようかと考える。この10年は仕事の延長線上をしてきた。中小企業診断士取ったから、これからは自分が本当にやりたいことや興味があることを掘り下げようかな。正規の資格はもういい。ここでお終い。まだまだ続くよ~(●´ω`●)

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㉖【中小企業東京大学校:養成課程・最終面接】~中小企業診断士資格取得の道程~

おはようございます。ねむーい(_´Д`) 
昨日から次の養成校の受講生たちがどんどん到着してるみたいです。なんかすでに懐かしく感じます。
まじで大変だけど、皆さん頑張ってください!応援しています。
無題
一人じゃない
仲間がいる
諦めず、やりぬこう

ということで「最終面接」の「感想」についてお伝えします。
さすがに詳細話すとおもしろくないからエッセンスのみねー( `ー´)ノ

1 面接「試験」について
これって「面接試験」です。ただの面接じゃないとよー。だから決して油断はしないようにね(*´ω`*)

2 構成
面接は以下の2部構成です。
①戦略Ⅰ・Ⅱ
これは実習の流通と製造についての質問です。企業概要と自分が何を担当したかくらいは振り返りシートで確認した方がいいかなぁ。
重要なことは各実習に対して自分の考えがしっかりあったか?っていうことです。
私は流通では「店舗」、製造では「組織・人事」に真因があるという自分の考えがありましたので、そこを中心に提案しました。
面接官によって質問は異なりますので他の質問について回答できるかは運かもです('ω')

②事例面接
これは事例について試験が最初に90分間あります。はっきり言います。これはかなり難しい。時間もないし、情報量が少なすぎる。なので基本的に質問に答えられるかどうかはあまり問題じゃないかもしれません。
重要なことは「頭の中で戦略を描けているか?」だと思います。内容詳細は省くけど、自分が中心とするドメイン決めて絞って書いた方がいいと思います。そんな図あったよね?あれだよ。あれ。笑。
ずっと使っていた図。〇マ〇ーが描けて、具体的に〇ク〇〇〇プ〇〇に落とし込めるかだね。
解答の仕方は人それぞれだけど、私は戦略決めてから関係するパーツを書きました。

ここまで来たら皆安心してください。恐れる必要はない。自分自身の言葉で自然に伝えれれば絶対大丈夫です。ここまで来るまでたくさん苦労したはずヽ(TдT)ノ

今日は簡単にこんな感じ。もうすぐ養成校編も終わりです。近日中に私の主観的なお勧めスポットをご紹介しまーす(^^♪



~★セバスチャンネルⅢ★~

東京に住むことになったけど、なんでもあるから住むのには困らない。友達が欲しいけど(*´ω`*)

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㉕【中小企業東京大学校:養成課程・ソリューション】~中小企業診断士資格取得の道程~

みなさんこんにちは。引っ越しで筋肉痛のセバスチャンです。引っ越しを手伝ってくれた養成校の皆ありがとうございました(*'▽')
無題
今日は「最終面接試験」
大丈夫かなぁ('ω')

ということで最後の実習「ソリューション」についてお伝えします。
いつも通り企業の中身については一切だせませんのでエッセンスのみお伝えしますね( `ー´)ノ

1.最後の実習
最初の1カ月間はものすご~く長く感じた養成校もいよいよ最後の実習になりました。ソリューションの違いは「診断と戦略のセット」をわずか2週間でするというものです。

2.最初の説明
ガイダンスではソリューションはざっくり言うと「1つの課題を深く深く提案」という話でした。
でもここには対象支援企業によって違いがあるんです。

3.ソリューションのパターン
①1つを徹底的に掘り下げるパターン
インストラクターが明確にここの企業の真因は○○で○○が必要のパターンは課題が明確されています。だから「人事」とか「店舗オペレーション」とかの支援ツールを具体的に作る感じでしょうか。

②総合提言
もう1つはインストラクターでも的を絞れないパターンです。これは対象支援企業が明確に何を課題としているかが抽象度が高い場合でしょうか。今回私はこのパターンでした。
診断⇒戦略をセットで2週間でするのでかなりきつい。睡眠時間平均2時間くらいじゃなかったかなぁ(/・ω・)/

でも本音を言えば、ソリューションなので総合提言のパターンは個人的には想定してなかったです。最初の説明と違うのでここはチェックですね。

4.実地ヒアリング
これは今までと一緒ですが、ほぼヒアリングが主だと思います。時間がないので。調査をするとしても仮説をもって的を絞る必要がありますε=ε=(;´Д`)

5.課題と解決策の設定
ここも今までと一緒ですが、今回は改善に重きを置くので、なりたい姿というより、あるべき姿に着目しました。これももしかしたらパターンが分かれるかもです。

6.報告書作成
とにかく時間がぎりぎりです。私の個人的な書き方でおすすめな方法を紹介すると、「パワポ報告と連動させるために図式化すること」です。文字でも良いですが、私は必ず全てのページを一目で見て分かるように図式化しています。
無題
無題
こんな感じの図や独自の図式化をたぶん30以上は作ったと思います。逆に文字は少なくして要点だけを書いた報告書を心掛けました。
ただ好みの違いですが、文字がいっぱい書いてある方が分かりやすいて言う人が稀にいるのでこれは好き嫌いかも。笑。

7.発表
問題なく終了。ここまで来ると仲間全員めちゃくちゃプレゼン上手い。半年でこうも化けるとは。たぶん気づいてない人もいるかもだけど皆本当に上手かった(●´ω`●)

8.重要なこと
最後の実習では必ず一人一人が部分ではなく、「全体が見えている(構造化)」ことが重要です。
今、自分が何のために何をしているか?を頭の中でロードマップを描けるようになっているかが重要だと感じます。時間をかければ到達しますが、議論する前に頭の中で内部があって外部があって課題は解決策はそれでどうなる?などなど一連の流れを即座に頭に描けることが重要かもです( `ー´)ノ

9.最後に
本当に最後の実習きつかったぁ。かなりインストラクターによるかもです。

これからは独り言です。
この最後の実習に限らず、養成校に集まっているメンバーは受講生である前に立派な社会人です。例えインストラクターであっても意見をすることが大事だと考えています。
診断士を取れないんじゃないか?まだ言い返すほど実力がないんじゃないか?そんな不安はあるかもしれません。
ただ自分の納得のいかないことに口を噤めば、今後の養成校の仲間たちが同じツライ思いをするかもしれません。恐れる必要はないと思います。暴力は絶対ダメよ。笑。

パワハラにはパワハラとはっきり言いましょう!よりよいものをチームで作るには心理的安全性が欠かせません。それを脅かす存在にははっきりと話をすべきです。
・・・僕は温厚な人間ですが嫌なものは嫌です。我慢できん。笑。

そんな感じの波乱のソリューションだったなぁ。本当に仲間たちに感謝。一生の友と言える存在ができることも養成校で何よりも大事な経験です。もうないかもこんな経験( *´艸`)
無題
仲間と一緒なら
必ず苦境も乗り越えられる




~★セバスチャンネルⅢ★~
あと残り1週間です。正直こんなにきついとは皆思ってなかったんじゃないかなぁ。
でも支援方法を学ぶことももちろん重要だけど、たくさんの仲間と交流して、また会いたいって思える仲間と笑い合える関係作りが一番大切だと思う。
良い意味でも悪い意味でも記憶に残らないことが寂しくて、ただ忘れらる存在にはなりたくないと個人的には思っています。
入寮してさっそく髪型を指導されたり、寮母さんから怒られたり(複数回)、西門からでて警察官に取り囲まれて職質されたり、インストラクターにブチ切れたり(忘れて)。他にもいっぱいあって(言えない内容もあり。笑)個人的にも濃かったわ。
記録より記憶に残った半年だったと振り返れば思い出されます。

いよいよ卒業が近い(無事に通過すれば)。落ちたら落ちたで伝説になる(●´ω`●)

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㉔【中小企業東京大学校:養成課程・戦略実習(製造業)&養成校あるある】~中小企業診断士資格取得の道程~


もう3月ですね。東京も暖かい日が続いています。養成課程もあと20日程度となり、現在最後の実習をしています。
やっと地元に帰れ・・・ないんだよ(゚д゚)!2年間出向決定( `ー´)ノ

ということで、今回は製造業の戦略実習についてお話します。
毎回のことですが企業情報につながる内容は一切掲載できませんので、私の主観的な観点でお話しますね~(●´ω`●)
無題

1 製造業の戦略
基本的に前回書いた流通実習と進め方は変わらないです。
主なポイントは3点と思います。

①工場の生産性向上
最初の診断で5SやQCDに基づく問題点や真因を指摘したと思うので、工場のオペレーション改善につながる経営支援ツールを提案するといいと思います。
私が今回提案した例でいくと、「稼働非稼働分析のデータ収集方法」のツールです。主に以下の3点をご提案しました。
ア.調査票の作成
パワポで工場長が使用できる用に調査票を作成しました。これは工場長が抜き打ちで作業員の作業時間を図るもので、その人物の課題抽出や評価を定量的に図るために使用します。
イ.アンケート君の作成
上記調査票に基づき、アンケート君に打ち込むことで幹部たちが検証できる仕組みです。アンケート君を応用することでデータ収集分析ができると考えました。
ウ.スキルマップの作成
最終的に組織管理力向上のためにスキルマップに各作業者の評価を見える化する提案をしています。また、幹部や管理者側だけでなく作業者側が皆で話し合い良くしていくことが重要なポイントです。

②製造業の弱い営業力(販売力)向上
製造業は下請けが常態化しており、営業を担うのは主に社長であることがほとんであると考えられます。営業能力をどう強化するかが重要なポイントです。直請けを増加できれば元請けへの依存度を下げられ、価格交渉力も強くなるメリットがあります。
今回は別の担当者が提案をしました。ここの内容については業種詳細が分かるので一般的な私が個人的に提案する場合の流れを書きます。
ア.顧客別売上高分析の取得もしくは作成
取引先には継続して取引がなく、まばらになっている可能性のある企業が存在していると考えられます。最低3期程度の取引先別受注を表に割り出すことで、どこの企業にアプローチをすべきか?という設定ができると考えられます。
イ.営業について
ここはずばり社長にしてもらうことがおすすめです。営業部が別途ある場合は別の検討をします。ただし製造業の場合のほとんどが営業は社長であり、取引先も社長自らが出向くことで門前払いにしないメリットがあると考えられます。
とはいえ社長の業務過多の問題や社長に何かがあった時のリスクヘッジについては検討する必要があります。
ウ.営業ツールの提案
営業をすることで成約まで結びつけることが重要ですが、成約に結びつかなかった顧客のニーズをあぶりだすことも重要です。顧客のニーズなどを記載する定型的な質問ツールを提案することは一定の効果が見込めると考えられます。
エ.販売促進
全く異なる分野へ進出など革新的な内容であれば、広報支援も有効だと考えられます。プレスリリースの提案は非常に有効だと考えられます。

③連携強化・利益率強化
今の時代は競争から共創の時代であり、特に中小企業が大手企業からの横暴な価格交渉に対応していくためには1つの企業体だけでは厳しいことが現実だと考えられます。診断や提案において、他の近い競合を攻めることは重要な戦略の1つですが、「その競合を仲間にできないか?」という視点がこれからは重要だと考えています。
ア.コンソーシアム
同じ業種同士でもそれぞれに強みが異なります。それらをうまく活用し協力関係を築き、効率化を目指すことが1つの戦略です。コンソーシアム内でコンテストなどを開催し、モチベーションアップにつなげる提案もいいかもしれません。
無題
ウ.企画開発力強化
コンソーシアム内においても協力関係の中で川上の位置に強みを持つことは、高い利益率を確保する戦略となると考えられます。
エ.サービス力強化
逆に顧客接点に近いサービスの強化も高い利益率を確保する戦略につながると考えられます。

主な内容はこんな感じです。もちろん他にもいっぱいあると思いますが私が実習を通して感じた観点は上記の内容です。どうしても流通業と異なりイメージがわきにくいかもしれませんが、何か1つでも企業がすぐ使用できる支援ツールをプレゼントできるといいかもですね(*´∇`*)

2 養成課程あるある
ここからはいつもと少し話を変えて話をします。もちろん個人的な観点です。信じるか信じないかは皆さんで判断してください。バイアスをかけるものではありません。

①実習のインストラクターについて
私は2種類のタイプがいるのかなぁって感じます。
ア.現場レベルを求め続けるタイプ・もっともっとタイプ
これはフレームワークなどではなくかなりの実践向きなインストラクターです。このタイプのインストラクターに向く班員構成は各班員それぞれに別の異能があるとかなり相乗効果が得られると思います。具体的な支援ツールを作っていきますので、はっきり言ってきついっす(●´ω`●)ただし企業にとって最も良いと思います。
イ.実習生レベルを求めるタイプ
これは講師が実習生レベルをここまでと思って、大事なことだけ、今しかできない経験のみポイントをついて指導するタイプです。例えば製造業では工場の動作分析や流通では来街アンケートなどでしょうか。このタイプの先生は受講生がつまるとアドバイスをくれたり、自由に放置したりがあります。楽と感じる場合はこのタイプかもです。メリットは診断士のレールに沿った基本に忠実な体系化を学べることです。デメリットは診断不足によるデータ抽出不足から具体的な支援ツールまでにつながりにくいため、アイディアベースやネット情報の羅列になってしまう可能性がある点です。企業にとっては実習生だったなぁって感じでしょうか。可もなく不可もなくという感じです。たぶんこのパターンが多いかもです。

その他のパターンについてはコメントを控えます。笑。特殊なパターンもあるということですね|ω・)
そう思った時は事務局に必ず相談してください。どちらにしろ、班員構成の相性とインストラクターとの相性、社長との相性は必ずありますので、自分にとってはきついけど他の人にはきるくないかもしれません。

それと前もお伝えしましたが、受講生の評価についてはあまり気にしないほうがいい、が答えだと思います。なぜなら相性があるからです。2がないようにすることと、なにか1個でも4があれば大丈夫です( `ー´)ノもし評価が思ったよりも悪いと感じた場合は、ずばり言います。あんま意味ないっす。笑。もちろん評価が高い方がいいけど、診断士になってからが始まりです。それは変わらない事実かも('ω')



~★セバスチャンネルⅢ★~

突然ですが昨日新しい職場(2年間)に挨拶に行ってきたとです。
場所は有楽町で回りは高層ビルばっかり。まさしく東京って感じの場所です。オフィスも19階で、なんか別の世界に来たような感じでした。
今まで田舎の交番跡地でムカデを駆除しながら、日々経営指導にあたってましたのでビビッてます。
偉い方たちと面会し緊張の連続。
地元帰りたーーい(T_T)/~~~

社会にでてやがて20年。なんか昔から冒険をさせられてる気がします。宿命かもですね。
ということで当分東京にいます。胃が痛い。

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プロフィール

☆グレートセバスチャン☆

中小企業診断士
【専門分野】
店舗運営・店内製造
売場管理・厨房管理
衛生管理・管理会計
オペレーション管理
【資格】
1種衛生管理者・調理師
2級(FP・簿記・販売士)

支援機関勤務
元CVS・SV経験

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