経営革新

【案件②:経営革新・そば屋の挑戦・提案編】~経営指導員の仕事~


今の時期はなかなか大変とです
確定申告
年度末の予算組み
総会の準備

そして
最近はずっと補助金申請があるため
年中凄いことになっとるとです

あと
運送業から事業承継の相談

ここの地区は
経営指導員1人だから
全部自分でしないといかんとです

でも、おもしろそー
(・∀・)

自分を追い込む漢
ブラック病

グレートセバスチャン
(T_T)


あなたは専門家として
どんな提案しますか?

案件:経営革新

~私の提案例~

 まずそうですね。提案する人の経験に提案は左右されると思いますので、周辺資格はトップページに載せていますのでご確認ください。ちなみに1次試験の知識等については今まで適用しながら勉強したつもり?(笑)です。よろしくお願いします。
 あと、私がお願いする時は必ず「専門家の先生」を依頼します。また少なからず、そのツテがあるという前提でお聞きください。

1.社長の思い
 やはりここが本当に大切ですよね。まずは傾聴します。ここで私が絶対気を付けていること。「社長のテンションアゲアゲ」っす('ω')ノ
 たまに「不毛の補助金詐欺中傷企業診断士」(社長たちのクレーム)があります。例え、相談者が斜め45度でもまずは傾聴。糸口を見つけるために、テンションアゲアゲで良いことを引き出すことに私は気を付けています。本当にくだらない日常の話とかもするんですよね(笑)まずは受け止める。
 今回のご相談内容はざっくりいうと「専門そば屋が焼酎販売をする」という業態転換に近い内容のようです。とにかく、社長はお酒が大好き。そして、地域の特産品を作りたいという熱い思いがあるとですよね。
 でも、他の社長たちもそうですが、その「業の達人」であり、今回は「そばのプロ」であり、「戦略面は基本的に思い付き」です。ここを発想を加えながら、基本ベースに沿って提案をしていきます。逆に言うと提案側も「その業の達人ではないこと」が私はポイントと思います。相談者と提案者の科学反応が絶対大事なんです。そして「スパイス」も。
 自分の知識や経験につながると考えるとめちゃくちゃ私もテンション上がるんですよね。あ!でも単純に「お金目当ての相談者」は私が対応すると自然に諦めます。・・・諦めるというか「思い」が足りないなら、私とは相乗効果が起きない。科学反応しない?みたいな感じです(笑)そこは経営指導員は平等の精神。助けたい人はもっといますので。そこは全部してくれるゴーストライターをおすすめします('ω')ノ

2.強みと弱みの検討
 強みは「唯一無二のそば」と「ミシュラン」ですよね。たぶん、皆さんが想像しているそば屋の売上の最低5倍くらいはあるかもです(都市圏除く)。ちなみにミシュランで紹介されてからは売上が倍くらいになっています。食べ方まで教えるこだわりようですから(笑)
 弱みは「口コミにみ」による人気がコロナウィルス感染症の状況では売り上げを落としたという点。インターネットの世界は違うという思いがあったという点もあります。
 
3.課題
 最大の課題は以前、自分の判断で展開したリキュールが成功していない点。もちろん味や風味も重要ですが、なによりターゲットの土俵が違う点。値段を安くした商品では土俵が違うのでは?あとは、ミシュランのそばとの関連性が薄い点かなぁ。成功している人ほど陥りやすい点。違うことをするときは時間をかけるなら別として失敗の連続。経営者でない私もそうだけど、自分だけでできることは視野を狭くする。「悟りすぎはかえって視野を狭くする」と私は思います。
 あとはコロナウィルス感染症の影響による新様式への対応。これは将来に向かって絶対必要。このコロナが瞬間的なものだと考えてるなら私は違うと思う。withコロナ=with衛生対策=with事業計画。第1種の衛生管理知識を持つ私が5年前手洗いの指導を青年部にした時、鼻で笑われたけど、もう笑えないよ。将来に向かって課題を解決することも大事だと思う。それがIT化。 

4.方向性
 とにかく経営指導員に相談した時点で「協力の輪」が重要。どんなに自信があるコンサルでも計画はあくまで計画。現場で実践する能力が問われます。このそば屋には私と同じ年齢の40代の後継者もいる。未来に向かって、この事業者が続く経営基盤を作ることが方向性です。
 そして今回は4年で焼酎販売を軌道に乗せる計画が方向性です。

5.革新性
 そば屋が焼酎を作る、くらいじゃ全国のどこかでしてそう。でも、今回は焼酎メーカーがしたくてもできなかった色付けへの挑戦。もちろん、ハードルもあるし、定義は焼酎ではなくなる。ただ成功すればまさしく唯一無二の商品です。さらに「ミシュランガイド掲載のそば屋が仕掛けるなら」独自性もある。

6.組み立て
①STP
 ここは勉強の場ではないので(笑)説明省きますよ。市場細分化については、BtoCとBtoBの観点から、前者はインターネット世界、後者は現実世界って感じ。ターゲットは前回のリキュールの土俵の失敗を考えると「絶対、高級志向=特別な日用」と組み立て。ポジションは高価格帯かな。細かいフレームワーク(企業経営理論)は省きます。
②4P
 製品について、本当にここが大事。当初、社長は特産の紫芋を活用した「紅い焼酎」が革新的だと考えていた。この思いとは裏腹に当然焼酎は無色透明。で、産業技術センターさんの言った一言。紫芋の単純な焼酎なら無色透明の白ですし・・・。なるほど、なら「紅」にこだわらず、「白」の本格芋焼酎も作ればいい。私の提案は「紅白」ですよ。きたね。なんかつながった。高級価格帯の特別な日にするなら「紅白」はあり。問題は焼酎は漢の酒ってイメージよね。でも社長の紅い酒のコンセプトは「夏でもストレートで飲める日本酒のような製品」だった。ここだ。つまり、紅白で「白」従来の漢。「紅」は女性でも飲みやすい度数を下げたリキュール類ってこと。からの(笑)結婚式だよね。ってことで、上のターゲットについてはつながりができた。
 もう1つ私が考えた課題は「そば屋との関連性」。そこは簡単に解決。単純に飲みやすい「紅」はそばに合う。さらにさらに想像爆発。紅白=正月=「年越しそば」+「紅」。なお、さらには九州には一部赤酒の文化もあるようで代替品候補にもなる。出てくる出てくる。科学反応(笑)
 商品は高級なイベント需要で決まり。だから容量も少量で結婚式の乾杯や引き出物、プレゼント用などはっきりとしたコンセプトが出てきた感じ。さらに、社長の思いからワイングラスで飲んでほしいとの思いから容器は透明にする。なぜなら「紅白」の2本1セットの販売品。これで製品については方向性は決まり。
 価格は今検討中だけど、紅白各容量180~300mlくらいの少量で3千円くらい。だいたい2割5部の粗利相場に対して、4割くらいの商品開発を進んめる提案。
 販路はBtoCは基本的にインターネットの世界。ふるさと納税にも適していることをここで思いつく。ただここらへんはたぶん誰でも思いつくから・・・BtoBについては展示会などを活用し百貨店での販売と「ビッグアドバンスのビジネスマッチング」を提案。ビッグアドバンスは地銀ネットワークによるものだから支店長に話して協力を依頼する予定。
 販促はね。ここも「協力の輪」を使う。必ず地元の名前を使いつつ、女性でも手に取りやすい名前を検討していく。パッケージについてはもちろん高級志向なので、ビンは従来の酒の瓶じゃなく、どうだろ円筒上の化粧品入れる瓶とかいいんじゃないかなぁ。ここらへんは産業技術センターとキリンのデザインに採用されたデザイナーがいるから相談するか・・・。

7.計画
①商品開発
現在進行中。風味と色の実験。酒蔵OEM交渉。その後、デザイナー入れる。あとITコンサル。そうそう、ここまで来たら「協力の輪」。さらにさらにINPITの弁理士先生まで入れて商標登録まで目指しブランドの確立かな。おもしろくない?やるなら徹底的にね(笑)
②資金調達
まさしく、事業再構築補助金対象だなぁ。酒を補完する倉庫や産業技術センターと売り合わせした圧搾機や殺菌器などがいる。だいたい最低でも300万くらいかなぁ。倉庫は創業した不動産屋へ依頼。建物も今度の補助金は対象になるから進めるか・・・
自己資金でもいけそうだけど、無借金経営だし、今後法人化することも踏まえて、信用度を得るためにエクスカリバー(マル経)を公庫の課長に相談してみようかな。うんうん。OKOK。
③スケジューリングと試算
細かい計算は財務会計だよね。単純な回収期間法でもいいけど、やっぱり使いたいよね(笑)?正味現在価値。だよねー。エクセルで作成。うんうん。全然問題なし。定量的な基準も満たしなぁ。

てな感じ。昨日の夜までかかったぁ。あとはプレゼン資料かなぁ。

どうです?私の提案。私も含め周りの経営指導員はこんな感じです。まだまだなんですよ(T_T)先輩たちは鬼すぎる。

ちなみに、ここに書いてることは一部なので一切クレームは受けません(笑)

明日も仕事~。

【案件①:経営革新・そば屋の挑戦・質問編】~経営指導員の仕事~


午後11時30分
久々遅いなぁ

こんばんは
グレート
セバスチャンラジオです
('ω')ノ

なかなか頭も働かないので
今日は緊急企画

中小企業診断士になって
商工会・商工会議所に専門家派遣
で来るかも
しれない
皆さんに質問

あなたは専門家として
どんな提案しますか?

実際の案件も
何かの勉強のたしに
なると幸いとです


案件:経営革新

1.企業概要
 創業10年の専門そば屋。前職は建設業で退職後開業。独学でそばを始める。駅前の好立地。強みは完全な手作り。店舗改装からメニュー・製造まであらゆるものが手作りというこだわり。さらに、そばは「石臼の手挽き」(世の中ほぼすべて電動)だが、糖度計で検査しても品質に狂いのない技。つゆなど語りつくせないほどあるから省略(笑)あと、そばの深い話も省略。このこだわりから「ミシュランガイド登録されているそば屋」。このことによって口コミのみによって県内外問わず人気を博している。

2.課題
 昨年、独自に町の特産品果物を使用したリキュールを制作。しかし、上手くいかず、当初予定の3分の1程度。 課題は味・風味の研究不足、またニーズを大衆向けにしている点。女性客をターゲットにしているが、本業のそばとの関係性が曖昧。ふるさと納税にも出しているが微妙。また、コロナウィルス感染症の影響を受け、一時期店舗への来客が減少したため、口コミのみで人気を博している店としては販売が伸びなかった点が挙げられる。

3.代表者の思い
 町の特産品である「紫芋」をベースに焼酎を作りたいとのこと。また、あえて焼酎メーカーが訳があって(説明詳細省きます)焼酎への色付けを嫌う点を逆に天然着色することで、唯一無二の酒として着目。なお、焼酎の定義は無色透明ですので、着色すれば当然、リキュールかスピリッツになります。選択としては紫芋の焼酎もしくは紫芋の鮮やかな紅色のリキュール類、それか2つを製造する方法が考えられます。

中小企業診断士を目指されている同士へ
 皆さんはどんな提案をしますか?

なんとか12時まで間に合ったぁ(・∀・)

ちなみに計画書はさっきまでで書いて
電子申請完了
明日はプレゼン資料を作る感じ

私の提案は明日の予定です(たぶん)

明日も頑張ろう(T_T)
プロフィール

☆グレートセバスチャン☆

中小企業診断士
【専門分野】
店舗運営・店内製造
売場管理・厨房管理
衛生管理・管理会計
オペレーション管理
【資格】
1種衛生管理者・調理師
2級(FP・簿記・販売士)

支援機関勤務
元CVS・SV経験

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